2012年12月24日月曜日

トートロジー? (労働事件審理ノート)


労働事件審理ノート「改訂版」 
第7章時間外手当請求事件を眺めていたら、





















三菱重工長崎造船所事件に触れたところがあって、(p114以降)

そこには、こうある、

「労基法上の労働時間とは、労働者が使用者の指揮命令下に置かれている時間をいい、
この労働時間に該当するか否かは、労働者が使用者の指揮命令下に置かれたものと
評価することができるか否かにより客観的に定まるものであって、雇用契約、就業規則、
労働協約等の定めの如何により決定するものでないと判断している。」

御存知のかたは御存知、、(あらら 同罪だわ。)

正確にいうと、判決文ではこうである、、

「労働基準法32条の労働時間とは、労働者が使用者の指揮命令下に置かれている時間をいい、
右の労働時間に該当するか否かは、労働者の行為が使用者の指揮命令下に置かれたものと
評価することができるか否かにより客観的に定まるものであって、労働契約、就業規則、
労働協約等の定めのいかんにより決定されるべきものではないと解するのが相当である。」


「行為が」が抜けている。

(約定などではなく)客観的に定まる、ということを強調したいということなのかもしれぬが、
この事件に続く大星ビル管理事件などでは、「労働者の行為でないもの」も評価の対象
となってくるわけであるからして、正確に 書くべきではなかったのかねえ。


この「改訂版」の前、すなわち「第3版」も 同じであった。


、、、ということで、今回は 重箱のスミ でやんした、マル。







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