2013年2月14日木曜日

法律のお勉強は大変だね。

ネットやFAXで注文していたものが続々(^_^;)届く。

その一つが これ。
 
 
 

この著作、賃金請求権に対する問題意識を喚起してくれた先生が書いたという意味で,待ってあしたぁ、、の感がありますのよ。

早速に、大星ビル管理事件を覗き込みました。

先生は、独自の意義があるとして次のように述べます。
「通説・行政解釈23.3.17基発461号は時間外労働の割増賃金は通常の賃金も含んだ125%の金額の支払が使用者に義務付けられているとしているのに対して、本判決は100%の部分の賃金は労働契約上の賃金請求であるとし、それを超える部分が労基法上の割増賃金請求であるとしています。このように本判決は、割増賃金請求を二層構造で捉えた最初の最高裁判決としての意義も有しています。」

オモシロイゾ、と思うのでみんなに紹介しちゃうんだが、、、

先生は、こう言ってるのだ。

残業手当は、 普通、1.25 倍で計算するでしょ。しかし、正確には 1+0.25なのよ、、と。


そんなのわかってるワイ、というそこのあなた、ちょっとお待ち。

この最高裁判決では、1+0.25 のうち、 1部分は 既に支払われているので、0
.25だけでいいよ、といったのだとの先生の説明です。

 
実に面白い、、ですよね?

だって、もし そうであれば、、、お昼休みにちょいと仕事やってもらっちゃったぁ、、なんてえ時には、時間当たり賃金の0.25倍だけでいい(という場合もアリウル)ということでしょ?

実務屋としては、ワクワクどきどきなんですが、、、、先生は この本では ここで説明、オワ。

実は、次のような問題があると思うのでありまする。

(1)
この裁判の控訴審、ここでも、労働時間であるからといって当然に賃金請求権が発生するわけなないのよ、としながら1.25で計算しています。

最高裁で 同様の判断をしながら、なにゆえ最高裁では、0.25だけでいいといったのか。
もっと正確にいうと、「当然に発生しない」といっただけで、0.25でいいとは、はっきりと言ってないから、もしかすると「二層構造」という捉え方はチト違うのかもしんないよ、ま、そこの説明がもっとほしいなあ。

無理やり(というのは、控訴判決、最高裁判決を両方満足させるように考えると、ということ)解釈すれば、泊り勤務手当ての2300円を、控訴審は 1 部分と判断しなかったが、最高裁は1部分と判断した、ということだろう。そうであれば、最高裁は、控訴審を「是認できると ひとこと で済まさず、是認できるところと是認でけへんところをちゃんと説明してほしいなあ。

(2)「二層構造」の捉え方が正しいとして、、、、

とすると、こういう問題が起きる。
1 は なにか、ということと、0.25というのは 何に対する0.25なのかということだ。
つまり 割増し計算数式が、 単純に、単価×1.25か 単価×0.25かでなく、
 
泊り勤務手当+通常の賃金×0.25
通常の賃金+通常の賃金×0.25
泊り勤務手当+泊り勤務手当×0.25
通常の賃金+(通常の賃金+泊り勤務手当)×0.25
泊り勤務手当+(通常の賃金+泊り勤務手当)×0.25
・・・
など いろんな ばりえーしょん が考えられ、 一体、最高裁は どうのように考えたのじゃあ、、、、

・・・ということで、

頭ン中が くもの巣状態になったので、こんどは ちょっと目先を変えて、雇い止め法理でも勉強してみっかなぁ。(^_^;)

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